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「バロウ」「ねむり姫」連続公演Vol.12 2本連続公演
時空を超えてしっぽん線路をたどる物語
~迷宮鉄道編~「バロウ」
~地下鉄病院編~「ねむり姫」

東京公演< ザ・スズナリ
「バロウ」2002. 4.18- 4.21 「ねむり姫」2002. 4.24-29

大阪公演 AI HALL
「バロウ」2002. 6.20-21 「ねむり姫」2002. 6.22-23

前売 各3300円
当日 3600円
「バロウ」「ねむり姫」共通 6000円


作者、不二稿京の前書き
「私どものタマシイにはシッポが生えている。」これは、何かの喩でもなく、抽象的な物言いでもなく、観念でもない。事実です。何故なら、それをこの両目で、真っ昼間、東京の新宿で、紛れもなく、しっかりと、それも沢山、見たからです。確かに、その時の私はボウッと物想いしておりました。肉体的にはゆっくり走る車の後部座席に深く腰掛け、かなり脱力しきって通りゆく窓外の風景を眺めておりました。「なんで人間は・・」と、ボンヤリと深く「いろんなヤツがいるんだろう・・」「なんで刺せるんだろう・・」「なんで死ぬほど殴れるんだろう・・」「なんで人の痛みが哀しくないんだろう・・」「なんで残忍なヤツが生まれてくるんだろう・・」・・・そんな時です!街ゆく人々の体から白く半透明な長~いシッポが生えていたのは!それはどこまでも深く地下に吸い込まれるように、繋がっておりました。おまけにそれは!おま けにそれは!すべての赤の他人が同一人物であるということを私に知らせておりました。「げぇっ!み、み、み~んな繋がっている~!」アイツも、コイツも、アレもコレも、ソコノおっちゃんも、あぉ!わ、私もぉ!!
(※注:私は生まれてこのかたヤク、及び幻覚剤の使用など一切経験ございません。)
今回の作品は全身八十兆もの細胞に潜む無意識下の記憶の話です。そうあの夢野久作著「ドグラマグラ」の胎児の夢のことです。ちょっと古いぜと仰らないで。私は知りたいのです。私どものタマシイのシッポがどこへ続いているのか。細胞の中に刻み込まれた長い長い血縁の記憶、それはたどれば進化の記憶にまでさかのぼるのでしょうか。


Cast
不二稿京、長谷川公彦、奈佐健臣、高橋信行、塔嶌昭三、前川芳昭、峯田靖之、金光仁三、奥村渉、二ツ山未来、臼杵聡子
保村大和、大久保了、山崎榮、和泉義晴、伊藤新、玉井夕海、田渕正博、(イノーガニックコンジール)高橋順一 ・ 花川浩太郎

Staff
作・演出・美術/不二稿京 照明/瀬戸光信 音響プラン/奈佐健臣 音楽 寺田英一 音響オペレーター/北川原梓 舞台監督/前川芳昭 受付助手/神明直規子、近藤寛子 宣伝美術/不二稿京 記録スチール/宮島折恵 記録VTR/中西絵津子 印刷/紙谷印刷 制作/高橋信行 協力/ザ・スズナリ、アイホール、紅王国、P-BOX

「「バロウ」「ねむり姫」連続公演」スチール
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