xzczx


バロウバロウVol.10
バロウ ~迷宮鉄道~

東京 2001. 1.13- 1.21 ザ・スズナリ
前売・当日とも 3500円

大阪 2001. 4.26- 4.29 HEP HALL
前売・当日とも
演劇・映画共通 4000円
演劇 3500円
映画 800円


作者 不二稿 京 の前書き
「私どものタマシイにはシッポが生えている」これは、何かの比喩でもなく、抽象的な物言いでもなく、観念でもない、事実です。何故なら、それをこの目で、真っ昼間、東京の新宿で、紛れもなしっかりと、それも沢山、見たからです。確かに、その時わたしはボウッと物思いしておりました。肉体的にはゆっくり走る車の後部座席に、深く腰掛け、かなり脱力しきって通りゆく窓外の風景を眺めておりました。「なんで人間は・・・」と、ボンヤリと深く「いろんなヤツがいるんだろう・・」「なんで刺せるんだろう・・」「なんで死ぬほどなぐれるんだろう・・」「なんで人の痛みが悲しくないんだろう・・」「なんで残酷なヤツが生まれてくるんだろう・・」・・・そんな時です!街ゆく人々の体から白く透明な長~いシッポが生えていたのは!
それはどこまでも深く地下に吸い込まれるように、繋がっておりました。おまけにそれは!すべての赤の他人が同一人物であるという事を私に知らせておりました。「げぇ!み、み、み~んな繋がっている~!」アイツもコイツも、アレもコレも、ソコノおっちゃんも、あぉ!わ、わたしもぉ!
(※注:私は生まれてこの方ヤク、及び幻覚剤の使用など一切経験ございません。)
今回の作品は全身八十兆もの細胞に潜む無意識下の記憶の話です。そうあの夢野久作著「ドグラマグラ」の胎児の夢のことです。ちょっと古いぜと仰らないで。私は知りたいのです。私どものタマシイのシッポがどこへ続いているのか。細胞の中に刻み込まれた長い長い血縁の記憶、それはたどれば進化の記憶にまでさかのぼるのでしょうか。


Cast
不二稿京、長谷川公彦、奈佐健臣、塔嶌昭三、前川芳昭、林栄次、高橋信行
大久保了、山崎榮、和泉義晴、田渕正博、伊藤新、進藤則夫、保村大和

Staff
作・演出/不二稿京 照明/瀬戸光信 音響プラン/奈佐健臣 音楽/寺田英一 音響オペレーター/北川原梓(東京公演)、井手比呂志(大阪公演) 舞台美術/長谷川公彦 舞台監督/塔嶌昭三 宣伝美術/不二稿京 記録スチール/宮島折恵 記録VTR/中西絵津子 印刷/紙谷印刷 制作/高橋信行 協力/(有)アプリコット、椎名珠里、HAL-Co.、紅王国、P-BOX、龍前照明、柴田佳代、伊藤亜佐美、深谷由梨香、小林由希、HEP HALL

「バロウ」スチール
「バロウ」スチール
「バロウ」スチール
「バロウ」スチール
「バロウ」スチール



このサイトはリンクフリーです。
Copyright © 2006 Organvital Co., Ltd. All rights reserved. office@organvital.com