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「デコちゃん」 ロキ不二稿(ろき ふじわら)

うちの古参のニャンコ、デコちゃん。
ワテのマグカップが丁度良いアゴ乗せになって気持ちそさそうにうたた寝していた。
白くてふわふわのデコちゃんは男子なんだけど、みんなのお母ちゃんなのだ。
やって来たチビ猫はいつも、ふわふわ白いデコちゃんの脇に寄り添い眠る。
穏やかなデコは嫌がらず、チビ猫の顔やお耳を丁寧に舐めてあげる。
もうチビじゃなくなった兄ちゃん猫も、おっきくなってもすぐにデコちゃんにくっついて甘える。
いつまでもデコはみんなのお母ちゃんなのだ。
デコちゃんはお母さんと離れ離れになったチビたちの悲しみを受け止める。
ふわふわぷくぷくのデコちゃん。ありがとうね。
でもそうだ、デコちゃんは、手のひらに乗るくらいのものすごくちっちゃい猫の時、
いつも独りで椅子の下で頑張って丸くなって眠ってた頑固な子猫だったなぁ。
[※以下、以前「漫画オルガンヴィトー」で書いたデコスケシリーズです。]



「変な毛」 高橋 茶太朗(たかはし ちゃたろう) 異常に長い眉毛が1本右眉あります。これが増えると、きっとM山富市元首相みたいな眉毛になるのだろうと思います。 先日は右耳からものすごく長い毛が2本生えているのを発見しました。これがもっと増えると、T塚治虫の漫画にでてくる人みたいになるのだと思います。 たまに、頬に、普通の髭の生えてる場所と随分離れた場所から髭が1本生えているのを発見します。これが増えると、ドラエもんみたいになれるかも・・・、なんて思っております。 すみません。内容のない内容で・・・。
「体がついて行かない」 塔嶌 昭三(とうじま しょうぞう) 秋の運動会のシーズンになり、幹生の小学校でも行われるのですが、幹生はいい体格をしているのですが、どうも運動神経が悪い。
走るのもドタドタと物凄く遅い。
そこで少しでも速く走るコツを指南してやろうと公園に行きました。
思いっきり前傾姿勢でロケットスタートする所を見せようとしたのですが、イメージ通り足がついて行かず、つんのめってコケて、「何やってんの?」と言われる始末。
やはり頭の中で描くような体の動きはついて行かない年齢になったようです。
「自己愛と今を生きる為の技術」 水口 真光(みずぐち まさみつ) 夢を見た。目が覚めたら枕が冷たく湿っていた。
どんな夢だったのか。その内容は、瞬く間に溶け落ち、消えていってしまった。しかし日常では滅多に味わえないような感覚、沸き上がった感情の余韻が体に強く残り、少しのあいだ茫然となる。
ぼんやりとした頭で自分の存在それ自体を愛おしく感じ、心が休まり、今、自分は幸せだと思う。
そういえば、わりと有名な心理学者が書いた本の中で、「自分という人間をきちんと愛せなければ他者も世界も愛せない」と、たしかそんなような意味の言葉があった気がする。詳しくは知らないが、エーリッヒ・フロムという社会心理学者も、著作の中で、幼稚で閉鎖的なだけのナルシシズムと、他者にきちんと開いた人間にある「自己愛」とをまったくの別物として扱っていた筈だ。
エーリッヒ・フロムの書いた『愛するということ』という本がある。それを古本屋で見かけた僕は、そのストレートなタイトルに惹かれて読んだ。その本は、「愛は技術だろうか。技術だとしたら知識と努力が必要だ」と、そんなくだりではじまっていた。
技術。愛する技術とはいったいなんだろうか。たとえば舞台役者の技術、音楽家の技術、舞踏家の技術、様々な表現者の技術も、「生」を肯定し、愛する為の技術のひとつなのかもしれない。
以前、ある劇団の稽古風景を見学させてもらった時、ウォーミングアップを兼ねて役者達が一列に並び、音楽をかけて歩いていたのだが、僕は一瞬、彼や彼女たちのあまりの美しさに息が止まりそうになった。その場にいた人間で、そんな風に感じたのは或いは僕だけだったのかもしれない。しかし背丈が違い、年齢が違い、性別が違う、色んな容姿をした役者達が歩いているただそれだけの姿に、僕はたまらなく心を動かされ、彼等を愛おしく感じ、生きる希望のようなものを与えられたのだった。僕は技術を身につけ、自分を愛し他者を愛せる、何者かになりたいと思う。
「思いついたこと、感じたことを感じたままに書く」、それだけではきっと足らず、書く以上もっときちんとした文章にする必要があると思う。しかしやはり今の僕の文章力はこの程度で、まとまりがなく、まったくいい加減だけれど、とりあえず仕方がない。「仕方ない」ついでに、蛇足かもしれないけれど、今朝見た夢の感触を追いかけながら一つの散文を創作して、今週の文章を終わりにしたいと思います。では、また来週。
夢の中で、僕はひとつの季節、その終わりを感じながら川辺を歩いていた。
突き刺すような透き通った風に圧され、僕は足を止めた。そのまましゃがみ込んで川面に指を射し入れてみると、川の水は少し痛いように冷たい。水の流れは速く、指先を繰り返し撫でながら先へ先へと進んでいく。
森がそよぎ鳥の影が飛びだして、眼にしみる碧い空をまっすぐに横切って消えていった。僕は此処にいる、流れていく命の音に耳をすませながら。
どれくらい歩いただろう、あとどれくらい歩けばいいのだろうか。取り留めなくそんなことを想いながら頭上を見上げれば、空は碧から灰色に変わっていて、幽かな小さい雨が降りはじめてくる。雨はやがて雪に変わり、それは心許なく、吹きつけてくる風に流されながらもゆらゆらと舞い墜ちていく。
時間と世界は僕を追い越して、夜になれば意識は閉じていく。きっとまた朝がやってきて、僕はその柔らかな温もりと再び出会うのだ。
純粋な静寂、朝の光はただ無言でそこにあり、惜し気もなくその美しさを分け与えてくれるだろう。手を伸ばせば届きそうだ。

「『幻探偵2』はかくも幻なりけり」 梅田 喬(うめだ たかし) 次回公演「幻探偵2」の台本の一部分を入手しました。
正確には、代表の不二稿京が物欲しそうな僕にチラリと見せてくれました。
うむむ…面白い!
3分の2くらいを読めたのですが、早く舞台にて演じたくて仕方ありません。
最近は夢にまで出てきて、台詞がうろ覚えのまま本番を迎えるという悪夢にもなっていただけあります。この「幻探偵2」!
まだ結末は幻のままですが、11月20日の初日には、まさしく皆様の目の前に本物をお見せすることをお約束致します!
こうご期待!僕も期待!
「ふとした時に考えること」 黒木 翔(くろき しょう) 昨日友達と飯を食った時に生活の中でふとした時に何を考える事が多いかという話になった。
彼は自分はなんやかんやで、やっぱり女性の事かなと発言した。
僕はというと、直ぐには答えは出てこなかった。ふとした瞬間に何を考えるか‥何を考えてるんかな。ふとした時に考えること‥今自分を占めているものに大きく左右されるのかな。
若い頃は女性の事がなんだかんだで多かったかもしれない。
今の自分は‥原発事故の占める割合、この国の行く末がどうなるのか、そんな中で自分は何を選択して何を表現して何を与えたいのか。街中で、仕事場で、この人は何を考えてるんかなとか。どう感じ日々を過ごしてるんやろかとか。
何か多分、そんなような事をふとした時に考えてるような気がするな。
5月17日以降僕の中でそれ迄になかったものが大きく自分の中を占めることになった。
でっかいでっかい重くのしかかってくるもの。
お前さんよ頼むから子供達だけは守っておくれよ。悪さしないでおくれよ。何にも罪はないんだよ。
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